サルタック読書クラス(SRC)

背景

現在、途上国のいくつかの国では、十分な読み書きの力を身に付けることなく小学校を卒業していく児童が数多くいます。このことはネパールにもあてはまり、とりわけ全ての学習の基礎となる言語能力を育む活動が十分とは言えず、子どもたちの間に読書文化も醸成されていません。この現状に対処すべく、ネパール政府は国家早期読書プログラムの導入を計画しています。しかし、政府がこのプログラムに割けるリソースを考えると、子どもたちにしっかりとした言語能力を身に付けさせるには、市民社会の協力が不可欠です。

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実施内容

週に一度、社会福祉を専攻している大学生(サルタック・サティ)が小学校に赴き、音読を中心とした読書推進活動と、子どもたちの読み書きする力のチェックを実施しています。サルタック・サティに、読書推進活動のための研修や、それ以外の研修も実施することで、ネパールの教育活動を支える人材育成活動にも貢献しています。

 

サルタックの読書推進活動の特徴

教育の効果に関する様々な研究において、より早い発達段階で子どもたちに教育支援を行うことが、学習の基礎固めをする上で有効であるだけでなく、経済的にも社会的にも重要であることが指摘されています。これを踏まえ、皆様からの支援をより有効に活用するため、低学年の子どもを重点的に支援します。

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現状と課題

現在は5つの学校で実施しています。今すぐにでも活動を拡大したいのですが、そのためにはサティ達への研修ののべ実施回数を増やす必要があります。そのための資金が不十分で、実施校を拡大させることが難しい状況にあります。

ぜひ子ども達に質の高い有意義な教育を届けるためにも、みなさまのご支援をよろしくお願いします→会員になる寄付をする